カール-ヨーアン・フォッシュ

カール-ヨーアン・フォッシュ(Carl-Johan Forss)
ピアノ技術者のための3教本、その著者について

教本の著者であり、教師でもあるカール-ヨーアン・フォッシュ(Carl-Johan Forss)は1939年、音楽にあふれた一家に生まれる。船員として数年働いた後、スウェーデン・ストックホルム(Stockholm)のピアノ技術学校に入学、1960年卒業した。数ヵ月後にはイギリス王立音楽大学(Royal College of Music)も卒業、翌年クリスティーナ(Christina)と結婚。2011年に結婚50年を迎えた二人には、3人の息子がある。1979年、ノルウェーでピアノ技術の教師として働きはじめる。

教本の誕生は、このように始まった。講義での理論的資料に欠けたことで、カール-ヨーアンはピアノ技術職の本をつくることに興味を示した出版社に連絡をとった。それが結果として、計2000ページにも及ぶ本5冊になる。最初の本は執筆に4年がかかった。内容は学生とともに作業が進められ、講義中に試行された。各章は教材を高めるために学習課題で締めくくられている。スウェーデンに戻る前、カール-ヨーアンは方法教育学の講師に昇進した。

レクサンド(Leksand)にあるスウェーデンのピアノ技術者養成コースは東京ピアノ調律アカデミー(稻江榮一校長、畠俊夫非常勤講師)をはじめとする多くの訪問を受けた(東京からの訪問に関しては、次ページに詳しく記載)。畠俊夫氏は、後にカール-ヨーアンの本を日本語に翻訳することになる。

カール-ヨーアンの本は弦を持った鍵盤楽器、アップライトとグランドピアノを扱っている。教育学的で、作業のさまざまな工程を白黒とカラー写真で描写している。これはヨーロッパではその分野で唯一のものであり、アップライトとグランドピアノがどのように修理されるか、さまざまなメカニックがどのように修理されるか、楽器がどのように調律されるかについて徹底的に述べられ、ピアノの中に隠された技術の探求を望む学生、アマチュア及びプロの音楽家の方を対象にしている。

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