荒瀬 響(あらせ きょう) 通訳/翻訳者

荒瀬 響(あらせ きょう) 通訳/翻訳者

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1979年生まれ

京都教育大学教育学部卒業、大阪外国語大学スウェーデン語専攻コース履修修了。
2003年スウェーデンに織物修得のため留学、Leksands folkhögskola(ダーラナ地方レクサンド)を経て、HV skola(ストックホルム)卒業。
現在スウェーデン・ストックホルムの自宅にアトリエをかまえる。

カール-ヨーアンとの出会い

レクサンド留学中、同時に通っていた移民のためのスウェーデン語コースはダーラナ大学レクサンドキャンパスにあった。同コースのイギリス人エーリックが同大学ピアノ技術者養成コースに在学、彼を通してカール-ヨーアンから東京ピアノ調律アカデミーの訪問に際しての通訳を依頼される。またとない勉強の機会を得て、仕事を引き受けた。こちらに来て2年目の未熟さ、また専門用語などむずかしいことも多くあったが、勉強できるおもしろさに駆られて、その後もカール-ヨーアンと畠俊夫氏(当時、東京ピアノ調律アカデミー非常勤講師)間の文書・メール交換を引き受けることになった。以来、現在に至る。

私と織物rya(リュア*)、スウェーデン

織物rya、その結ぶ作業は小さな指先の仕事であるが、結んだ糸は織り全体に動きをもたらす。その動きによっていろんなニュアンスが生まれ、固まった“一枚の織り”にならない。色とウールと方向で遊べるという魅力。スウェーデン語の教科書に出て来たtrasmatta(裂き織りマット)、「どこの家庭にでもある」と教わったそのマットが織りたくてスウェーデンへ来た。その後、ryaの魅力にとらわれて、織物をつづけている。

*Rya(リュア):北欧の毛足の長い織物を言う。ペルシャ絨毯等にみられる織り方と技術は同じだが、それよりも毛足が長く、結び目列の密度が低い。基盤の織りを進めると同時に、たて糸に毛足となる糸を結びつけていく。14世紀ごろ、厳しい寒さから身を守るために掛け布団として生まれたryaは、その後変遷を経て、19世紀にはスウェーデンの民族アートの一つとして位置づけられた。

 

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